インド鉱工業生産、1月は前年比+5% 製造・鉱業好調で予想上回る

3月12日、インド統計省が発表した1月の鉱工業生産指数は前年比5%上昇した。製造業・鉱業部門の好調に支えられ、ロイター調査によるエコノミスト予想の3.5%を上回った。写真は同国パンジャブ州にある鉄鋼加工工場。昨年10月撮影(2025年 ロイター/Priyanshu Singh)
[ニューデリー 12日 ロイター] - インド統計省が12日発表した1月の鉱工業生産指数は前年比5%上昇した。製造業・鉱業部門の好調に支えられ、ロイター調査によるエコノミスト予想の3.5%を上回った。
昨年12月は3.2%増だった。1月の製造業生産は前年比5.5%増、発電量は2.4%増、鉱業生産は4.4%増だった。
家電製品や自動車を含む耐久消費財の生産量は7.2%増と前月の8.3%増から鈍化。資本財の生産量も7.8%増と同10.4%増から鈍化した。
4─1月の鉱工業生産は前年同期比4.2%増だった。前年同期は6%増だった。
バローダ銀行のエコノミスト、マダン・サブナビス氏は、1月の鉱工業生産は製造業の伸びを伴い目覚ましい内容だったと指摘。この傾向が続けば通年の成長率は5─5.5%になる可能性があると述べた。