米・ウクライナ高官、サウジで協議 米報道官「前向きで生産的」

ウクライナとロシアの戦争終結、和平を探るためのウクライナと米国の高官協議が11日、サウジアラビア西部ジッダで始まった。協議に臨む高官、11日の代表撮影。(2025年 ロイター)
Daphne Psaledakis Pesha Magid
[ジッダ/ワシントン 11日 ロイター] - 米国とウクライナは11日、ウクライナとロシアの戦争終結、和平を探るためにサウジアラビア西部ジッダで高官協議を実施した。高官協議は、先月末に物別れに終わったワシントンでの首脳会談以来となる。
協議開始から約3時間後、ルビオ米国務長官とともに休憩のため姿を見せたウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当)は記者団に対し、「われわれは目標に近づいている」と語った。
米国のレビット大統領報道官はホワイトハウスで行った記者会見で、協議は前向きで生産的なものだったと言及。「今回の協議について一日を通して受け取った情報は前向きなもので、トランプ大統領にも報告されている。協議は生産的なものだった」と述べた。
これに先立ち、ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、会談は「非常に建設的に始まった」と述べていた。
協議について、ルビオ国務長官は10日、ウクライナが和平に向けて譲歩する意思があるか見極める上で重要だと記者団に語った。
ウィットコフ中東担当特使は協議を前に、米・ウクライナの鉱物資源合意の早期成立に期待を示した。ウィットコフ氏は今週中にロシアを訪問しプーチン大統領と会談する予定とされる。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は11日、ウィットコフ氏からサウジでの協議の話を聞けると期待していると述べた。国営タス通信が伝えた。