ニュース速報
ワールド

原油価格、中国需要懸念と世界経済が圧迫へ ビトルCEO

2025年03月11日(火)14時14分

3月10日、石油商社ビトルのラッセル・ハーディ最高経営責任者(CEO=写真右)は中国や世界の軟調な経済成長が需要を圧迫し、原油価格が過去3─4年よりも低いレンジで推移するとの見通しを示した。2024年9月撮影(2025年 ロイター/Callaghan O'Hare)

Georgina McCartney

[ヒューストン 10日 ロイター] - 石油商社ビトルのラッセル・ハーディ最高経営責任者(CEO)は10日、中国や世界の軟調な経済成長が需要を圧迫し、原油価格が過去3─4年よりも低いレンジで推移するとの見通しを示した。

ヒューストンで開かれているエネルギー業界の国際会議「CERAWeek(セラウィーク)」で、「ここ2、3カ月にわたり、中国の需要懸念や世界の国内総生産(GDP)が原油価格をやや脅かしている」と述べた。

「弱気の原油価格が非常に長期間続くとは思わないが、過去3─4年よりもやや低いレンジになるだろう」とし、1バレル=60ドルから80ドルの間で変動する可能性が高いとの見方を示した。

世界の石油需要は2030年代初頭まで増加し、その後は電気自動車(EV)の普及などにより減少すると予想した。ただ、40年代には現在とほぼ同水準の石油需要が見込まれるとした。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米・ウクライナ高官、サウジで協議 米報道官「前向き

ビジネス

米1月求人件数、23万件増 解雇減も今後の労働需要

ワールド

モスクワに過去最大の無人機攻撃、3人死亡 航空機の

ワールド

英、報復措置見送る見通し 米の鉄鋼・アルミ関税に対
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
2025年3月18日号(3/11発売)

3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 2
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 3
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「腸の不調」の原因とは?
  • 4
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 5
    スイスで「駅弁」が完売! 欧州で日常になった日本食、…
  • 6
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 7
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 8
    トランプ=マスク独裁は許さない── 米政界左派の重鎮…
  • 9
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 10
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
  • 1
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題に...「まさに庶民のマーサ・スチュアート!」
  • 4
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 5
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 6
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 7
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMA…
  • 8
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない…
  • 9
    著名投資家ウォーレン・バフェット、関税は「戦争行…
  • 10
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 9
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 10
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中