英、報復措置見送る見通し 米の鉄鋼・アルミ関税に対し＝当局者

１２日に発動が迫るトランプ米政権の鉄鋼とアルミニウムに対する２５％の関税に対し、英国は報復関税を課さない見通し。ロンドンで２０２３年５月撮影（２０２５年　ロイター/Henry Nicholls）

［ロンドン　１１日　ロイター］ - １２日に発動が迫るトランプ米政権の鉄鋼とアルミニウムに対する２５％の関税に対し、英国は報復関税を課さない見通し。英政府当局者が１１日明らかにした。関税免除措置を確保するため、交渉を継続する考えという。

スターマー首相の報道官は１０日、米英は「公正かつバランスの取れた相互貿易に基づく」強固な経済関係を築いていると述べた。

トランプ大統領は２月、スターマー首相とホワイトハウスでの会談後、両国が二国間貿易協定を交渉中で、英国はこの協定によって米国の関税回避につながる可能性があると述べていた。