米政権、ＴｉｋＴｏｋ売却巡り4グループと協議＝トランプ氏

　３月９日、トランプ米大統領（写真）は、中国系短編動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」の米国事業売却を巡り政権が４つのグループと協議しているとし、どの選択肢も良好だとの見方を示した。写真は米ワシントンで３日撮影（２０２５　ロイター／Leah Millis）

[米大統領専用機 ９日 ロイター] - トランプ米大統領は９日、中国系短編動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」の米国事業売却を巡り政権が４つのグループと協議しているとし、どの選択肢も良好だとの見方を示した。

米国では、ＴｉｋＴｏｋ親会社で中国企業の字節跳動（バイトダンス）がＴｉｋＴｏｋの米事業を売却しなければ、米国でのサービス停止を義務付ける法律が１月１９日に発効。翌２０日に就任したトランプ氏は、同法の執行を７５日間延期する大統領令に署名した。

同氏はＴｉｋＴｏｋを巡る合意が近くまとまるかとの記者団の質問に「可能性はある」と答え、「４つの異なるグループを相手にしており、多くの人が（買収を）望んでいる。４つとも良好だ」と述べた。

ＴｉｋＴｏｋ買収には、大リーグ球団ロサンゼルス・ドジャースの元オーナーで起業家のフランク・マッコート氏ら複数の買い手候補が関心を示している。