英、TikTokやレディットを調査 子どもの個人情報保護巡り
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英国の情報保護当局である情報コミッショナー事務局(ICO)は3日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」、米オンライン掲示板「レディット」、画像共有サイト「Imgur」による子どものプライバシー保護について調査を開始したと発表した。資料写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[3日 ロイター] - 英国の情報保護当局である情報コミッショナー事務局(ICO)は3日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」、米オンライン掲示板「レディット」、画像共有サイト「Imgur」による子どものプライバシー保護について調査を開始したと発表した。
TikTokについては、13─17歳のユーザーの個人情報をどのように利用してコンテンツを提案しているかを調べる。
レディットとImgurに関しては、未成年ユーザーの年齢をどのように確認しているかを調査するという。
ICOは「法律違反の十分な証拠があると判断した場合、最終的な結論に達する前に企業側の意見を聞く」とした。
レディットはICOと緊密に連携しているとし、事業を展開する国の全ての関連規制を順守すると表明。「当社ユーザーの大部分は成人だが、年齢確認に関する英国の規制更新に対応する変更を年内に実施する計画だ」と述べた。
TikTokとImgurはコメント要請に応じていない。
英国ではソーシャルメディア企業に対し、年齢制限や年齢確認によって子どもが有害なコンテンツや年齢にそぐわないコンテンツにアクセスするのを防ぐことを義務付けるなど、厳しいルールを定めた法律が成立している。