NY市長選にクオモ氏が立候補表明、セクハラなどで知事辞任
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米ニューヨーク州のアンドルー・クオモ前知事(67)が3月1日、ニューヨーク市長選に立候補すると表明した。2日、マンハッタンで撮影(2025年 ロイター/Eduardo Munoz)
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米ニューヨーク州のアンドルー・クオモ前知事(67)が1日、ニューヨーク市長選に立候補すると表明した。同氏は、部下を含む複数の女性に対する性的嫌がらせなどで2021年に知事を辞任したが、疑惑を否認している。
同氏は6月の民主党予備選挙で、収賄罪で起訴され苦境に立たされているエリック・アダムズ市長(64)に挑戦する候補者の中で最も著名な人物。
クオモ氏は動画メッセージで「何をすべきかと、その実行方法を心得ている」と述べ、市には犯罪、精神疾患などの問題に対処するため大胆な計画が必要と指摘。警察官の恒久的増員と低価格住宅数千戸の建設を訴えた。
昨年起訴されたアダムズ市長は起訴の取り下げを求めて共和党のトランプ大統領に働きかけたことから、民主党幹部らから辞任を求める声が出ている。
アダムズ氏は無罪を主張し、2期目を目指している。