ローマ教皇、人工呼吸器不要に 容体安定も「慎重」見通し
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3月2日、バチカン(ローマ教皇庁)は、両肺の肺炎で闘病中のローマ教皇フランシスコ(88)の容体は2日も終日安定しており、人工呼吸器の使用が必要なくなったと発表した。写真は同日、ローマの病院の外で祈る人々(2025年 ロイター/Dylan Martinez)
Joshua McElwee
[バチカン市 2日 ロイター] - バチカン(ローマ教皇庁)は、両肺の肺炎で闘病中のローマ教皇フランシスコ(88)の容体は2日も終日安定しており、人工呼吸器の使用が必要なくなったと発表した。
教皇は2月14日に重度の呼吸器感染症で入院。他の合併症を併発し、ローマの病院に2週間以上入院している。
教皇の容体に関する2日の最新報告では、「教皇の臨床状態は終日安定していた」とし、人工呼吸器を使用する必要はなくなったが、鼻から管で酸素投与を続けていると説明した。発熱もなかったという。
また、医師団は病状が複雑であるため、予後について危険から脱していないことを意味する「慎重」に維持した。
教皇は28日、ぜんそく発作に類似した気道狭窄(きょうさく)を発症し、吸引と人工呼吸器の装着が必要となっていた。