ロシア市場に米企業復帰へ、第2四半期にも=政府系ファンド責任者
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2月19日、ロシア政府系ファンド「ロシア直接投資基金」の責任者キリル・ドミトリエフ氏(写真)は、サウジアラビアでの米ロ協議を受け、早ければ2025年第2・四半期にも多くの米国企業がロシア市場に戻ってくることが見込まれると述べた。サウジアラビアのリヤドで18日撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[モスクワ 19日 ロイター] - ロシア政府系ファンド「ロシア直接投資基金」の責任者キリル・ドミトリエフ氏は、サウジアラビアでの米ロ協議を受け、早ければ2025年第2・四半期にも多くの米国企業がロシア市場に戻ってくることが見込まれると述べた。タス通信が19日に伝えた。
ただ、市場に入り込める余地の多くはすでになくなっているとして「米国企業の復帰プロセスは容易ではない」とも語った。
18日にサウジの首都リヤドで行われた米ロ高官協議は、ウクライナ紛争終結の道筋を探るため、協議を継続することで合意した。トランプ米大統領は、プーチン大統領と今月中に会う可能性を示唆した。
ロシア外務省のザハロワ報道官は、「これは二国間関係の修復だけでなく、米国の前政権が作り出した世界的問題の解決に向けた骨の折れる作業の始まりであり、今後も続く」とラジオ局に語った。