ニュース速報
ワールド

原油価格先物はほぼ変わらず、トランプ大統領の政策見極めで

2025年01月22日(水)11時16分

 22日アジア時間の原油先物価格は、ほぼ変わらず。市場はトランプ大統領によるエネルギー緊急事態宣言やその影響を見極めようとしている。ロシア・ナホトカで2022年8月撮影(2025年 ロイター/Tatiana Meel)

Arathy Somasekhar

[22日 ロイター] - 22日アジア時間の原油先物価格は、ほぼ変わらず。市場はトランプ大統領によるエネルギー緊急事態宣言やその影響を見極めようとしている。

0120GMT(日本時間10時20分)時点で北海ブレント先物は0.03ドル安の1バレル=79.26ドル。

米WTI先物3月限は0.09ドル安の75.74ドル。

トランプ氏は、エネルギーに関する国家非常事態を宣言する大統領令に署名すると表明。過剰な規制を撤廃し、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からも離脱し、すでに高水準にある米国の石油・ガス生産を最大化する包括的な計画を打ち出した。

ただモルガン・スタンレーのアナリストは、この政策が目先の投資に拍車をかけたり、米国の生産量に変化をもたらす可能性は低いと指摘。精製製品の需要低下を緩和する可能性はあると付け加えた。

また、バイデン政権がすでに緊急備蓄用の石油を購入していることから、トランプ氏の戦略備蓄拡充方針が石油需要に変化をもたらすことも疑問視しされている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ヘッジファンドはドル高継続を想定、ユーロ等価割れの

ワールド

米印外相会談、「非正規移民」巡る懸念協議

ワールド

再送日米外相、ロ朝の連携や中国の対ロ防衛産業支援巡

ワールド

日米豪印が外相会合、トランプ政権発足直後に中国けん
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの頭の中
特集:トランプの頭の中
2025年1月28日号(1/21発売)

いよいよ始まる第2次トランプ政権。再任大統領の行動原理と世界観を知る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの焼け野原
  • 3
    「バイデン...寝てる?」トランプ就任式で「スリーピー・ジョー」が居眠りか...動画で検証
  • 4
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 5
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 6
    大統領令とは何か? 覆されることはあるのか、何で…
  • 7
    世界第3位の経済大国...「前年比0.2%減」マイナス経…
  • 8
    トランプ新政権はどうなる? 元側近スティーブ・バノ…
  • 9
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 10
    「敵対国」で高まるトランプ人気...まさかの国で「世…
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 3
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 4
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 5
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中