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韓国年金基金と中銀、スワップ枠を拡大 ウォンの下落受け

2024年12月19日(木)15時06分

韓国銀行(中央銀行)は19日、国民年金基金との為替スワップ枠を拡大し、2025年末まで1年間延長することで合意したと発表した。写真はウォン紙幣(2024年 ロイター/Thomas White)

[ソウル 19日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は19日、国民年金基金との為替スワップ枠を拡大し、2025年末まで1年間延長することで合意したと発表した。

韓国ウォンはこの日、15年ぶり安値を付けた。

韓国の国民年金公団(NPS)が海外投資のために中銀の外貨準備から資金を借り入れることを可能にするスワップ枠は、現行の500億ドルから650億ドルに拡大される。

この制度は市場安定化策として22年9月に導入され、その後数回拡大されてきた。

中銀は「年金基金によるスポット市場でのドル買い需要を吸収することで外国為替市場の安定に役立つと期待されている」と述べた。

NPSはまた、戦略的為替ヘッジ比率を来年末まで最大10%に維持する。NPSの投資方針を監督する福祉部が政策検討会議後に発表した。

ロイター
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