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北朝鮮兵、ロ西部前線で100人死亡 ドローンに不慣れ=韓国議員

2024年12月19日(木)13時23分

 韓国国会議員の李成権氏は19日、ロシアに派遣された北朝鮮の兵士のうち少なくとも100人が、ロシア西部クルスク州でのウクライナ軍との激しい戦闘で死亡し、さらに1000人が負傷したと指摘した。写真は北朝鮮の国旗。南北を隔てる非武装地帯(DMZ)の板門店周辺で2022年7月、代表撮影(2024年 ロイター)

Jack Kim

[ソウル 19日 ロイター] - 韓国国会議員の李成権氏は19日、ロシアに派遣された北朝鮮の兵士のうち少なくとも100人が、ロシア西部クルスク州でのウクライナ軍との激しい戦闘で死亡し、さらに1000人が負傷したと指摘した。国家情報院(NIS)による国会への非公開のブリーフィング後に述べた。

李氏は記者団に対して、ドローン戦の経験不足と、戦闘が行われた開けた地形に不慣れであることなどが、死傷者発生の原因と説明した。

死傷者を数百人とした米軍当局者の話と食い違っていることについては、NISの分析が比較的保守的なためだとしている。

李議員は、北朝鮮が追加派兵を準備している兆候があると述べた。金正恩朝鮮労働党総書記が訓練を指揮しているとの情報もあるという。

北朝鮮は19日、ロシアとの軍事協力が米国とその「従属勢力」の抑止に非常に効果的であることが証明されていると表明し、ロシアとの関係強化を非難した米国と同盟国の声明に反論した。ウクライナ戦争への関与や、北朝鮮兵の死傷については言及しなかった。

ロイター
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