原油先物反落、FRBの利下げ鈍化示唆受け需要懸念
12月19日、アジア時間序盤の原油先物は反落。米連邦準備理事会(FRB)が来年の利下げペース鈍化を示唆したことを受け、燃料需要に影響するとの懸念が出た。写真はエジプトのカイロにあるガソリンスタンドで7月撮影(2024 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)
Colleen Howe
[北京 19日 ロイター] - 19日アジア時間序盤の原油先物は反落。米連邦準備理事会(FRB)が来年の利下げペース鈍化を示唆したことを受け、燃料需要に影響するとの懸念が出た。
0107GMT(日本時間午前10時07分)時点で、北海ブレント先物は0.33ドル(0.45%)安の1バレル=73.06ドル。米WTI先物は0.36ドル(0.51%)安の70.22ドル。
18日は米原油在庫の減少やFRBの利下げを受けて上昇したが、その後FRBが来年についてタカ派的な見通しを示したことから、上げ幅は抑制された。
FRBは17─18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げ、4.25─4.50%とした。同時に公表した金利・経済見通しでは2025年の利下げ回数が2回と想定され、9月の前回見通しの4回から半減。今後の利下げペースが鈍化する可能性が示唆された。
米エネルギー情報局が18日発表した週間統計(13日まで)によると、 原油在庫は93万4000バレル減少。アナリスト予想は160万バレル減だった。
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