北朝鮮兵、ロシア軍の一員として対ウクライナ戦に参加=韓国当局
約1万0900人の北朝鮮軍兵士が、ロシアの空挺部隊や海兵隊の一員として西部クルスク州に派遣され、その一部はすでにウクライナとの戦争に参加していると、韓国の議員が20日、韓国国家情報院の情報をもとに明らかにした。写真は朝鮮人民軍の訓練に参加する兵士ら。朝鮮中央通信(KCNA)が3月公開。KCNA提供(2024年 ロイター)
[ソウル 20日 ロイター] - 約1万0900人の北朝鮮軍兵士が、ロシアの空挺部隊や海兵隊の一員として西部クルスク州に派遣され、その一部はすでにウクライナとの戦争に参加している。韓国議会情報委員会のパク・スンウォン委員が20日、同国情報機関・国家情報院(NIS)の説明を基に明らかにした。
また、北朝鮮は榴弾砲や多連装ロケット砲など、ウクライナ戦争で使う武器を追加で輸送したという。
同委員によると、NISは北朝鮮の崔善姫外相が今月モスクワを訪問した際、ロシアのプーチン大統領と会談したのは外交儀礼上異例なことであり、挨拶を交わすだけでなく、金正恩朝鮮労働党総書記のロシア訪問の可能性など、より重要な問題に及んだ可能性が高いと分析している。
NISは北朝鮮軍の正確な死傷者数と投降の有無を確認中だという。