インドネシア新大統領、初の海外歴訪 まず中国で習主席と会談へ
11月8日、インドネシアのプラボウォ新大統領は、就任後初の海外歴訪に出発した。写真は10月、ジャカルタで撮影(2024年 ロイター/Willy Kurniawan)
[ジャカルタ 8日 ロイター] - インドネシアのプラボウォ新大統領は8日、就任後初の海外歴訪に出発した。まずは中国で習近平国家主席との会談が予定されている。
2月に実施された選挙で当選したプラボウォ氏は国際舞台で積極的な役割を果たすことに意欲を示しており、当選から就任までに21カ国を訪れている。
中国に向かう前の記者会見では「経済だけでなく、地政学的な緊張が高まっている現状も含め、重要な問題を話し合う2国間、多国間の会合においてインドネシアが尊重され、その存在が必要とされている」と指摘。「インドネシアの姿勢と役割について、全ての当事国が耳を傾けようとしていると思う」と述べた。
国防相と特殊部隊司令官を務めたプラボウォ氏はこれまで、非同盟政策を継続すると表明している。
ワシントンではバイデン米大統領と会談する予定。トランプ次期米大統領と会談する可能性もあるという。
英国でスターマー首相と会談するほか、中東のいくつかの国を訪問する可能性もある。いずれも日程は明らかにされていない。
また、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のためにペルーに、20カ国・地域(G20)首脳会議のためにブラジルにもそれぞれ立ち寄る予定だ。