スターマー英首相の首席補佐官が辞任、政権内の不和巡る報道で

10月6日、スターマー英首相のグレイ首席補佐官(写真)が、政権内の不和が取りざたされる中、辞任した。写真は9月、米ニューヨーク州での代表撮影(2024 ロイター)
William Schomberg
[ロンドン 6日 ロイター] - スターマー英首相のグレイ首席補佐官が6日、政権内の不和が取りざたされる中、辞任した。
グレイ氏は先月、自身の給与に関する情報がメディアにリークされ、一部の政府当局者から政権運営を困難にしていると批判された。
同氏は声明で「ここ数週間で、私の立場を巡る激しい論評が政府の重要な改革作業の妨げになるリスクがあることが明らかになった」と語った。
スターマー氏は7月の総選挙で労働党を圧勝に導き、14年ぶりに保守党から政権を奪還。規律と変革を約束したが、自身や党内の議員らが受領した支持者からの高額贈答品を巡りすでに批判を浴びている。
首相府によると、グレイ氏は地域・国家担当特使として新たなポストに就く。
同氏の後任には、以前に首相の首席補佐官を務めていたモーガン・マクスウィーニー氏が就任する。