ウクライナ保安局、武器調達巡る汚職摘発 「高官も関与」

ウクライナ保安局(SBU)は27日、同国軍による総額約4000万ドル相当の武器購入における汚職を摘発した。写真は、2023年9月2日にウクライナの実業家に事情を聴くSBU関係者。(2024年 ロイター/Security Service of Ukraine/Handout via REUTERS)
[27日 ロイター] - ウクライナ保安局(SBU)は27日、同国軍による総額約4000万ドル相当の武器購入における汚職を摘発した。
国防省の当局者や武器供給会社「リビウ・アーセナル」の幹部が砲弾の購入に絡んで15億フリブナ近くを盗んでいたことが捜査で明らかになったという。
「国防省の元・現高官と関連会社のトップが横領に関与している」とも指摘した。
SBUによると、砲弾の契約は戦争が始まって6カ月後に当たる2022年8月にリビウ・アーセナルと結ばれた。支払いは前払いされ、資金の一部は海外に送金されたが、武器は提供されず資金の一部は他の海外口座に移動したという。
発表によれば、ウクライナの法的手続きの第1段階である「疑惑通知」が同省と同社の5人に出された。容疑者の1人はウクライナから出国しようとして拘束されたという。
国防省も大規模な調達不正を確認。2年近くに及ぶロシアの侵攻に苦しめられているウクライナ国内で大きな反響を呼びそうだ。
欧州連合(EU)加盟を目指すウクライナにとって、まん延する汚職の根絶は依然として大きな課題となっている。