ロヒンギャ約400人、インドネシア漂着 大統領は人身売買に言及

12月10日、インドネシアのアチェ州に、ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャ400人余りが新たにボートで漂着した。写真は浜辺で休むロヒンギャ達。インドネシアのアチェで10日撮影(2023年 ロイター/Stringer)
[ジャカルタ 10日 ロイター] - インドネシアのアチェ州に10日、ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャ400人余りが新たにボートで漂着した。地元の漁業関係者が確認した。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は先に、インドネシアに漂着したロヒンギャが11月以降、1200人に達したと発表した。
漁業関係者によると、10日午前にアチェ州の2地区にボートが各1隻漂着し、いずれも約200人が乗っていたという。
ジョコ大統領は8日声明を発表し、最近のボート漂着急増の背景に人身売買が存在する疑いがあるとの見方を示し、国際機関と協力して対応に当たると述べた。
インドネシアは国連難民条約に署名していないが、沿岸に漂着した難民を受け入れてきた歴史がある。