原油先物2%下落、OPECプラスの増産提案報道で

米国時間の原油先物は2%下落した。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の複数の加盟国が、6月に原油生産の一段拡大を提案する見通しとの報道を受けた。写真は、ロシアの港湾都市ナホトカの石油ターミナル付近を航行するコンテナ船の様子。2022年8月、ナホトカで撮影(2025年 ロイター/Tatiana Meel)
Georgina McCartney
[ヒューストン 23日 ロイター] - 米国時間の原油先物は2%下落した。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の複数の加盟国が、6月に原油生産の一段拡大を提案する見通しとの報道を受けた。
ただ、トランプ米大統領が対中関税を引き下げる可能性があるとの報道を受けて下げ幅は抑えられた。
清算値は、北海ブレント先物が1.32ドル(1.96%)安の66.12ドル。米WTI先物は1.40ドル(2.2%)安の62.27ドルとなった。
関係筋3人によると、一部の加盟国が5月に合意した量と同程度の増産を望んでおり、目標を堅持する加盟国と目標を上回る加盟国の間で緊張が高まっている。