伊政府、ウニクレディトのバンコBPM買収を条件付きで承認

イタリア政府はこのほど、同国の銀行大手ウニクレディトが同業バンコBPMを買収する計画を条件付きで承認した。写真はウニクレディトの支店。2024年11月、ローマで撮影(2025年 ロイター/Yara Nardi)
[ローマ 19日 ロイター] - イタリア政府はこのほど、同国の銀行大手ウニクレディトが同業バンコBPMを買収する計画を条件付きで承認した。関係筋によると、条件にはロシアから早期に撤退することが盛り込まれている。
ウニクレディトは18日、計画が「条件付きで承認された」と発表。「条件の実現性と影響について時間をかけて精査する」と付け加えた。
関係筋の話では、条件には顧客へのサービスに支障を来さないようにするための支店業務に関する要件や、買収が完了した場合に従業員の雇用を間接的に確保することなどが含まれているとみられる。
ウニクレディトは2022年のロシアによるウクライナ侵攻開始以降もロシアから撤退していない。国際的に事業を展開している銀行の中でロシア事業を継続している銀行は極めて少数にとどまっている。
ウニクレディトのロシア事業については欧州中央銀行(ECB)も問題視しているが、ウニクレディトのアンドレア・オルセル最高経営責任者(CEO)は、資産の適正価格を度外視してロシアから撤退すれば株主が損失を被ることになると主張して、撤退を拒否している。