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金融政策の独立性、米で疑問視される状況望まず=シカゴ連銀総裁
2025年04月21日(月)08時20分

米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は4月20日、米国で金融政策の独立性が疑問視されるような状況にならないことを望むと述べた。10日、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[20日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は20日、米国で金融政策の独立性が疑問視されるような状況にならないことを望むと述べた。
CBSの番組で、トランプ大統領がパウエル連邦準備理事会(FRB)議長を先週批判したことについて質問されると、政治的な干渉を受けずに金融政策を実行できる中央銀行の方が経済にとって良い結果をもたらすというのが経済学者の一致した意見だと答えた。
そのような自由を持たない中銀では「インフレ率は高くなり、成長は鈍化し、雇用市場は悪化する」と指摘。「FRBの信認が損なわれるため、金融の独立性が疑問視されるような環境にならないことを強く望む」と語った。