Ｊ．フロント、26年2月期は14％営業減益予想 増配と自社株買い発表

［東京　１４日　ロイター］ - Ｊ．フロント　リテイリングは１４日、２０２６年２月期の連結業績予想で、営業利益は前期比１４．１％減の５００億円を見込むと発表した。純利益は同２７．６％減の３００億円を計画。一方、営業収益は３.９％増の４５９０億円になる見通しとした。前年に段階取得差益として８５億円を計上した反動により、営業利益と当期利益が減少する見込み。

２５年２月期の期末配当については、１株当たり２２円としていた前回予想から、３０円に引き上げた。前年から８円増配する。中間配当と合わせ年間では１６円増配の１株５２円と、過去最高水準となる。

発行済み株式数の７．９８％に当たる３５０万株・１５０億円の自社株買いも発表した。取得期間は１５日から１０月１４日まで。

財務の健全性を維持しながら利益水準や設備投資、フリーキャッシュ・フローを考慮し、安定配当と機動的な自己株式取得を通じて適切な利益還元を目指すとしている。