米関税のインフレへの影響、判断は時期尚早=英中銀副総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のロンバルデリ副総裁は8日、トランプ米大統領の関税措置について他国が対応を進める中、同措置が英国のインフレに与える影響について判断するのは時期尚早との見方を示した。2024年11月撮影(2025年 ロイター/HENRY NICHOLLS/Pool via REUTERS)
[ロンドン 8日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のロンバルデリ副総裁は8日、トランプ米大統領の関税措置について他国が対応を進める中、同措置が英国のインフレに与える影響について判断するのは時期尚早との見方を示した。
ロンバルデリ氏はリゾリューション財団主催のパネルディスカッションで、関税措置により経済成長が損なわれる可能性は高いとの見方を表明。5月8日に開催する金融政策委員会(MPC)に向けて、他国の反応や英国に及ぼす影響など全ての要素を検討するとし、現時点で自身の立場を表明するつもりはないと言及した。
金融市場は、5月の金融政策委員会(MPC)での25ベーシスポイント(bp)の利下げをほぼ確実視しており、年内に計3回の利下げが行われるとみている。