日産取締役、ルノーとの兼任ゼロに スナール会長ら退任

4月17日、日産自動車は、仏ルノーのジャンドミニク・スナール会長(写真)とピエール・フルーリォ筆頭独立社外取締役が日産の取締役を退任すると発表した。仏フランの工場で2021年11月撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)
[東京 17日 ロイター] - 日産自動車は、仏ルノーのジャンドミニク・スナール会長とピエール・フルーリォ筆頭独立社外取締役が日産の取締役を退任すると発表した。6月に開く定時株主総会後に退く。
ルノーの経営陣を兼務する日産の取締役はいなくなるが、新任取締役として株主総会に提案する2人はルノーが指名した。1人は仏自動車部品メーカーのフォルビアで社外取締役を務めるヴァレリー・ランドン氏。もう1人はナティクシス アセット&ウェルスマネジメントでグローバル最高経営責任者(CEO)を務めるティモシー・ライアン氏。
スナール氏は2019年4月に日産の取締役に就任。現在は日産の取締役会副議長を務めている。
日産とルノーは3月末、相互出資の最低保有比率を15%から10%に引き下げることで合意した。