中国の若年失業率、3月は16.5%に低下

4月17日、中国の若年層の失業率が3月は低下に転じたことが公表の公式統計で示された。山東省煙台で開かれた就職フェアで2月撮影(2025年 ロイター/cnsphoto)
[北京 17日 ロイター] - 中国の若年層の失業率が3月は低下に転じたことが17日公表の公式統計で示された。習近平指導部は若者の雇用促進への取り組みを強化するとしている。
中国国家統計局によると、16─24歳の都市部失業率(学生を除く)は3月は16.5%で2月の16.9%から低下した。
25─29歳の失業率は7.3%から7.2%に、30─59歳の失業率は4.3%から4.1%に低下した。
調査に基づく全国都市部失業率は5.2%で、2年ぶりの高水準だった2月の5.4%を下回った。
中国は、2023年6月に16─24歳の失業率が過去最高の21.3%を記録した後、若年失業率の公表をいったん停止し、学生を除外した統計に変更して同年12月に公表を再開した。
失業率は就職をあきらめた求職者を考慮していない。農村部の失業率も公表していない。
国務院(内閣)は今月、大卒者向けの質の高い雇用サービスシステムの構築に関する新たなガイドラインを発表した。