ニュース速報
ビジネス

FRB当局者、年内利下げは2回 26年は0.5%利下げを予想=金利・経済見通し

2025年03月20日(木)04時17分

米連邦準備理事会(FRB)が19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表した金利・経済見通しによると、政策担当者は年内後半に25ベーシスポイント(bp)の利下げを2回実施する可能性が高いと予想している。写真は2月撮影のパウエルFRB議長。(2025年 ロイター)

[ワシントン 19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表した金利・経済見通しによると、政策担当者は年内後半に25ベーシスポイント(bp)の利下げを2回実施する可能性が高いと予想している。昨年12月時点の予想中央値から変わらなかった。

2026年にさらに50bpの利下げが実施されるとの予想も示された。

政策担当者19人のうち9人は、年内に政策金利が3.75─4.00%の範囲になると予想した。年内1回の利下げが適切だとした当局者と、利下げすべきでないとした当局者はそれぞれ4人。2人は3回の利下げが適切との認識を示した。

26年末の政策金利の予測中央値は3.4%。これは、来年末まで50bpの利下げが行われることを意味している。  

FRBが重視するインフレ指標であるコア個人消費支出(PCE)価格指数の見通しは、25年末で2.7%、26年末には2.2%に低下すると予想。政策担当者19人のうち1人を除く全員が、インフレ率が予想よりも高くなる可能性があるとの懸念を示した。

25年の経済成長率見通しは1.7%。12月の予想は2.1%だった。

25年末時点の失業率は4.4%と予想。12月の予想は4.3%だった。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:ロンドンの劇場が絶好調、米ブロードウェイ

ワールド

ブラジル中銀が1%ポイントの利上げ、政策金利14.

ビジネス

海外勢の米国債保有、1月は前年比増加 堅調な需要示

ビジネス

FRB金利据え置き、年内0.5%利下げ予測維持 不
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平
特集:2025年の大谷翔平
2025年3月25日号(3/18発売)

連覇を目指し、初の東京ドーム開幕戦に臨むドジャース。「二刀流」復帰の大谷とチームをアメリカはこうみる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 4
    【クイズ】世界で2番目に「レアアース」の生産量が多…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    「気づいたら仰向けに倒れてた...」これが音響兵器「…
  • 7
    ローマ人は「鉛汚染」でIQを低下させてしまった...考…
  • 8
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料…
  • 9
    DEFENDERの日本縦断旅がついに最終章! 本土最南端へ…
  • 10
    医師の常識──風邪は薬で治らない? 咳を和らげるスー…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 4
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ…
  • 5
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料…
  • 6
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 7
    【クイズ】世界で1番「石油」の消費量が多い国はどこ…
  • 8
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 9
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 10
    【クイズ】ウランよりも安全...次世代原子炉に期待の…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 6
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中