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独シーメンス、不振のFA事業で従業員を8%削減へ 

2025年03月19日(水)14時02分

3月18日、ドイツの産業機器・システム大手シーメンスはファクトリーオートメーション(FA)を手掛けるデジタル・インダストリーズ部門で5600人を削減すると発表した。写真は同社ロゴ。2月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[チューリヒ 18日 ロイター] - ドイツの産業機器・システム大手シーメンスは18日、ファクトリーオートメーション(FA)を手掛けるデジタル・インダストリーズ部門で5600人を削減すると発表した。

削減数は、同部門が全世界で雇用する従業員6万8000人の8%強に相当する。ドイツと中国の市場環境が低迷する中、シーメンスは生産能力を調整している。

削減規模は2017年以来最大で、このうち2600人はドイツ国内の従業員。

デジタル・インダストリーズ部門は最近までシーメンスの「宝」とされ、中でも制御装置や工場用ソフトウエアの利益率が高かった。

しかし、主に主要市場の中国とドイツにおける需要鈍化と、競争圧力の高まりが相まって、同部門の受注と売上高は過去2年間で大幅に減少した。

デジタル・インダストリーズ部門の直近四半期の利益は30%超減少していた。

ロイター
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