加クシュタール、11─1月期は売上高が予想下回る 燃料需要低迷

3月18日、カナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタールが発表した第3・四半期(2月2日までの3カ月)決算は、売上高が市場予想を下回った。都内で13日撮影(2025年 ロイター/Miho Uranaka)
[18日 ロイター] - カナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタールが18日発表した第3・四半期(2月2日までの3カ月)決算は、売上高が市場予想を下回った。インフレ圧力が高まる中、コンビニエンスストア事業や燃料事業の需要低迷が響いた。
消費者物価と金利の上昇により、消費者の間では高額商品や不必要な製品を買い控える傾向が強まっている。
旅行にも消極的になっており、燃料消費量が減少している。
同社の米国での道路輸送用燃料の販売量は既存店ベースで、3%減少した。異常気象や交通量減少が影響した。
売上高は前年同期比6.5%増の209億ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想は8%増の211億9000万ドルだった。
一方、調整後純利益は6億4100万ドルと、アナリスト予想の6億2230万ドルを上回った。道路輸送燃料の粗利益率上昇や買収効果が寄与した。
調整後1株利益は0.68ドルで予想と一致した。
同社はセブン&アイ・ホールディングスの買収を目指している。