米ＧＭ首脳、トランプ大統領と面会 「600億ドル投資の意向」

　米ホワイトハウス当局者はロイターに対し、トランプ大統領が１２日に米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）のバーラ最高経営責任者（ＣＥＯ、写真）と面会したと明らかにした。２０２３年１２月、ワシントンで撮影（２０２５年 ロイター/Elizabeth Frantz）

[ワシントン １３日 ロイター] - 米ホワイトハウス当局者はロイターに対し、トランプ大統領が１２日に米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）のバーラ最高経営責任者（ＣＥＯ）と面会したと明らかにした。ＧＭの投資計画について協議したという。

トランプ氏は１３日記者団に対し、ＧＭ側が１２日の面会で６００億ドル投資する意向を示したと語った。

大統領は先週、カナダとメキシコからの輸入品に対する２５％の関税について、既存の自由貿易協定に準拠した自動車への適用を１カ月免除することに同意した。バーラＣＥＯに加え、米自動車大手のフォードとステランティスの首脳との電話会談を受けて決めた。

１３日時点で、ＧＭからは大統領との面会に関してコメントは発表されていない。新たな投資がいつ実施されるかは不明。自動車メーカー各社は、北米の投資計画を大幅に変更するには関税と排ガス規制に関する政府の政策が明確になる必要があるとの考えを政権に伝えている。

トランプ政権は今週、輸入される鉄鋼とアルミニウムに２５％の追加関税を課す措置を発動した。対象となる鉄鋼やアルミの派生製品約１５００億ドル相当には自動車部品も含まれる。