ロイズ、LA山火事による純損失を23億ドルと予想

3月10日、世界的な保険市場ロイズ・オブ・ロンドン(ロイズ保険組合)は米西部カリフォルニア州ロサンゼル近郊で1月に発生した大規模な山火事による純損失を23億ドルとする見通しを示した。写真はロンドンのロイズビルのロゴ。2019年4月撮影(2025年 ロイター/Hannah McKay)
[ロンドン 10日 ロイター] - 世界的な保険市場ロイズ・オブ・ロンドン(ロイズ保険組合)は10日、米西部カリフォルニア州ロサンゼル近郊で1月に発生した大規模な山火事による純損失を23億ドルとする見通しを示した。
ドイツのミュンヘン再保険は同山火事の被害による保険金請求額を約12億ユーロ(13億ドル)と予想。ハノーバー再保険は自社への請求額を7億ユーロと見込んでいる。フランスのアクサは税引き前で1億ユーロ程度の影響を受けると想定している。
ロイズの最高財務責任者は、LA山火事による最終的な影響は依然として推計中だと説明した。
ロイズが10日発表した2024年の本業のもうけを示す保険引受利益は53億ポンドとなり、23年の59億ポンドから10%減少した。