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銀行・信金の貸出平残、2月は+3.1% 24年7月以来の高い伸び

2025年03月10日(月)11時10分

 3月10日、日銀が発表した2月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平残は前年比3.1%増の635兆4689億円だった。写真は、日本銀行本店。1月23日、東京で撮影。(ロイター/Issei Kato)

Takahiko Wada

[東京 10日 ロイター] - 日銀が10日に発表した2月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平残は前年比3.1%増の635兆4689億円だった。伸び率は前月を上回り、2024年7月以来の大きさとなった。残高は00年1月以降の最高を更新。M&A(企業の合併・買収)関連や不動産関連、経済活動の改善に伴う資金需要が続いている。

業態別にみると、都銀等が2.9%増の255兆6187億円。地銀・第二地銀は3.7%増の301兆8498億円で、残高は1991年7月以降で最高を更新した。信金は0.9%増だった。

預金平残は、都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比1.4%増の1047兆2133億円だった。地銀・第二地銀は1.1%増の407兆3179億円と伸び率が前月の1.4%を下回った。日銀の担当者によると、いくつかの金融機関で預金から運用資産へのシフトが見られているという。

ロイター
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