ドイツ難民申請、1─2月は前年比43%減 シリアからが大半

3月7日、ドイツ連邦移住難民庁(BAMF)は今年1─2月の難民申請件数が前年同期比43.4%減の2万9947人になったと発表した。ドイツの難民関連施設で2月撮影(2025年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ベルリン 7日 ロイター] - ドイツ連邦移住難民庁(BAMF)は7日、今年1─2月の難民申請件数が前年同期比43.4%減の2万9947人になったと発表した。
申請の大半はシリア人で約8000人、次いでアフガニスタンとなった。
移民問題への取り組み方は、メルツ次期首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)による予備的な連立協議で主要な争点となっている。
メルツ氏は移民取り締まりを要求。一方でSPDの議員らは、大部分が違法とみられる計画をメルツ氏が首相として強行することはできないとしている。
SPDに所属するフェーザー内相は「この数字は、われわれが一貫した行動を通じて不法移民をどれだけ押し戻しているかを示している」と述べた。同氏は、流入と同時にはるかに多くの人数がドイツから強制送還されており、2024年初めと比べて30%以上増加していると指摘した。