米関税、継続なら加・メキシコ経済に打撃=IMF報道官

国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は6日、米国がメキシコとカナダへの関税措置を継続すれば、両国に重大な悪影響が及ぶという認識を示した。写真は1月、メキシコ・シウダーフアレスで撮影(2025年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)
[ワシントン 6日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は6日、米国がメキシコとカナダへの関税措置を継続すれば、両国に重大な悪影響が及ぶという認識を示した。米経済が両国と密接に結びついていることも指摘した。
コザック氏は、米国の主要貿易国であるメキシコ、カナダ、中国に対する一連の関税措置やこれに対する報復措置は、重大な展開と述べた。
さらに、世界市場での不確実性の高止まりが短期的、もしくは持続的かを見極めることが重要と言及。歴史的に見て、不確実性の高止まりは家計と企業双方が消費や投資を手控える動きにつながるとの認識も示した。
トランプ米大統領は6日、対メキシコ関税について、米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の対象の製品に関しては4月2日まで関税を免除すると発表。ただ、カナダに対する猶予措置については言及していない。