対イラン制裁、米国務省が免除措置の全てを見直し

米国務省のタミー・ブルース報道官は6日、米国はイランに経済的救済を与える既存の制裁免除を全て見直していると述べた。同日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
Daphne Psaledakis
[ワシントン 6日 ロイター] - 米国務省の報道官は6日、米国はイランに経済的救済を与える既存の制裁免除を全て見直していると述べた。また、イラク政府に対し、イランへのエネルギー依存を早急に解消するよう求めていると説明した。
国務省のタミー・ブルース報道官は、トランプ政権下で初めてとなる会見で、イラクがイランに電力の料金を支払うことを認める制裁免除は更新かとの質問に対してコメントした。
報道官は「(3月)8日に期限を迎える現在の電力供給免除については何も発表することはない。イランに何らかの経済的、財政的救済を与える既存の制裁免除を全て見直している」と彼女は述べた。
「われわれはイラク政府に対し、イランのエネルギー源への依存をできるだけ早く解消するよう求めており、イラク首相のエネルギー自立達成への決意を歓迎する」と述べた。