米ブロードコム、2-4月売上見通しが予想超え AI半導体需要旺盛

米半導体大手ブロードコムが3月6日発表した第2・四半期(2─4月)売上高見通しは約149億ドルで、LSEGがまとめたアナリスト予想の147億6000万ドルを上回った。2023年3月撮影のイメージ写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[6日 ロイター] - 米半導体大手ブロードコムが6日発表した第2・四半期(2─4月)売上高見通しは約149億ドルで、LSEGがまとめたアナリスト予想の147億6000万ドルを上回った。
「特定用途向け集積回路(ASIC)」と呼ばれるカスタム人工知能(AI)半導体に対する旺盛な需要が背景。AIインフラの急速な拡大を目指す企業の間で、価格が高いエヌビディアの製品の代替としてASICの引き合いが活発化しているもようだ。
ホック・タン最高経営責任者(CEO)は、巨大データセンター向け投資に伴うASICの第2・四半期売上高が44億ドルに達すると見込んでいる。
第1・四半期(11─1月)売上高は149億2000万ドルで、やはりアナリスト予想の146億1000万ドルを超えた。
AI関連売上高は前年同期比77%増の41億ドル。インフラ・ソフトウエア事業売上高は47%増の67億ドルと、アナリスト予想の64億9000万ドルを上回った。