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米ISM非製造業総合指数、2月53.5に上昇 価格指数がインフレ示唆

2025年03月06日(木)03時14分

米供給管理協会(ISM)が5日発表した2月の非製造業総合指数は53.5と、前月の52.8から上昇した。写真は2021年8月、米ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)

Lucia Mutikani

[ワシントン 5日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が5日発表した2月の非製造業総合指数は53.5と、前月の52.8から上昇した。価格指数が上昇し、最近みられる工場での原材料価格の急騰と相まって、今後数カ月でインフレが加速する可能性を示唆した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は52.6だった。

新規受注指数は52.2と、前月の51.3から上昇。これを受け、価格指数は62.6と、前月の60.4から上昇した。

ISMが3日発表した2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)では、支払い価格指数が約3年半ぶりの水準に上昇したことが示された。

供給業者の納入を示す指数は53.4と、前月の53.0から上昇。50を超えると納入が遅くなっていることを示す。

雇用指数は53.9と、前月の52.3から上昇した。

トランプ米政権は4日未明、メキシコとカナダからの輸入品に25%の新たな関税を課したほか、中国製品への追加関税を2倍の20%に引き上げる措置を発動。3カ国と貿易戦争により、価格上昇圧力が一段と高まる可能性がある。

ロイター
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