核の傘拡大示唆のマクロン氏やゆ、ロ前大統領「退任惜しまれず」

3月5日、ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長(写真)は、ロシアは脅威だと警告したマクロン仏大統領をやゆし、同氏は全く脅威ではなく、公職から退いても惜しまれることはないと述べた。写真はロシア、モスクワ州のドゥブナでの代表撮影(2025 ロイター)
[6日 ロイター] - ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は6日、ロシアは脅威だと警告したマクロン仏大統領をやゆし、同氏は全く脅威ではなく、公職から退いても惜しまれることはないと述べた。
メドベージェフ氏は「マクロン氏によると、私が皆さんに話している間も、また今後何年にもわたり、ロシアはフランスと欧州に脅威となっているという」とした上で、「ミクロン氏」と記して「(同氏)自身は大きな脅威ではない。遅くとも2027年5月14日までには永遠に姿を消し、惜しまれることはないだろう」とXに投稿した。
マクロン氏は5日夜にテレビ放映された国民向け演説で、欧州はロシアの脅威に立ち向かわなければならないと訴え、フランスの核の傘を欧州同盟諸国に拡大することについて議論する用意があると提案。「傍観して何もしないのは正気の沙汰ではない」と述べた。
メドベージェフ氏は08─12年の大統領在任中はリベラル派と見なされていたが、その後外交政策に関して強硬なタカ派となった。