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独物流大手DHL、8000人削減へ 11億ドルのコスト削減策の一環

2025年03月06日(木)17時43分

3月6日、ドイツの国際輸送物流会社DHLは、2027年までに10億ユーロ(10億8000万ドル)以上の経費削減を目指す戦略の一環として、今年中にドイツ国内で約8000人の雇用を削減する計画を明らかにした。 ハンブルグのDHL物流施設で2022年12月撮影(2025年 ロイター/Fabian Bimmer)

Matthias Inverardi Tom Sims Amir Orusov

[6日 ロイター] - ドイツの国際輸送物流会社DHLは6日、2027年までに10億ユーロ(10億8000万ドル)以上の経費削減を目指す戦略の一環として、今年中にドイツ国内で約8000人の雇用を削減する計画を明らかにした。同日発表した24年決算は営業利益が7%減少した。

トビアス・マイヤー最高経営責任者(CEO)はロイターのインタビューで、人員削減は全従業員の1%以上に当たると説明。ポスト&パーセル(P&P)ドイツ部門が対象で、強制的な人員削減ではなく、自然減を通じて実現すると述べた。

マイヤー氏は人員削減の理由として、5%の賃上げと休日増を含む統一サービス産業労働組合(Verdi)との最近の賃金協定を挙げた。マイヤー氏によると、この合意は26年末までにDHLに約3億6000万ユーロの損失をもたらすという。

24年のEBIT(利払い・税引き前利益)は58億9000万ユーロとなり、同社が提供したコンセンサス予想(58億1000万ユーロ)を上回った。

25年については、市場予想の62億9000万ユーロを下回る60億ユーロ超と見込んだ。関税や貿易政策の変更による影響は考慮されていない。

ロイター
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