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ユーロ圏総合PMI、2月50.2で横ばい 需要減少が加速

2025年03月05日(水)18時59分

 S&Pグローバルがまとめた2月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.2で、1月および2月速報値から変わらずだった。写真は、サン・マルコ広場のカフェに座る人ら。2019年4月、イタリアのベネチアで撮影(2025年 ロイター/Guglielmo Mangiapane)

[ロンドン 5日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた2月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.2で、1月および2月速報値から変わらずだった。サービス業が弱い成長を維持する一方、製造業は縮小が和らいだ。

全体的な需要の減少が深刻化し、総合新規事業指数は49.3から49.0に低下した。

サービスPMIは51.3から50.6に低下し3カ月ぶりの低水準。

欧州中央銀行(ECB)が注視しているサービスの物価圧力は依然強い。販売価格の指数は53.9から54.7に上昇し10カ月ぶり高水準となった。

ハンブルク商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「次回のECB理事会を前に、賃金主導の投入コスト上昇に注目が集まっている。投入コスト・インフレに沈静化の兆しが見えない中、ECB内で次回会合で利下げ休止を議論したいという声があるのは理解できる」と述べた。

ロイター
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