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マネタリーベース、2月は前年比1.8%減 年金払い込みが下支え

2025年03月04日(火)09時45分

 3月4日、日銀が発表した2月のマネタリーベースの平均残高は、前年比1.8%減の649兆9369億円だった。写真は円紙幣。2011年8月撮影(2025年 ロイター/Yuriko Nakao)

Takahiko Wada

[東京 4日 ロイター] - 日銀が4日発表した2月のマネタリーベースの平均残高は、前年比1.8%減の649兆9369億円だった。残高は650兆円をわずかに下回り、引き続き2023年2月以来の低水準。ただ、前年比のマイナス幅は1月の2.5%より小さかった。国債の買い入れ減額が続いているが、2月は年金の払い込みで日銀当預が下支えされた。

内訳は、日銀当預が1.9%減の525兆5933億円。残高は前月を上回り、前年比マイナス幅は前月の3.0%より小さかった。紙幣は1.3%減の119兆6645億円、貨幣は1.4%減の4兆6791億円だった。

2月末のマネタリーベース残高は655兆2881億円で、前月の653兆4411億円を上回った。

マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計額で、日銀が供給する通貨を表す。

ロイター
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