米国株式市場＝反落、経済指標やトランプ関税巡る懸念で

米国株式市場は主要３指数がいずれも反落して取引を終えた。２０１９年９月撮影（２０２５年　ロイター/Brendan McDermid）

Johann M Cherian　Sukriti Gupta　Chibuike Oguh

［ニューヨーク　３日　ロイター］ - 米国株式市場は主要３指数がいずれも反落して取引を終えた。トランプ大統領がカナダとメキシコに対する２５％の関税を４日に発動すると言明したことや、製造業活動の鈍化を示す指標を受けた。

米供給管理協会（ＩＳＭ）が３日発表した２月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５０．３となり、前月の５０．９から低下。先行指標となる新規受注が前月の５５．１から４８．６に落ち込んだ。

トランプ氏は３日、カナダとメキシコに関税を回避する余地はないとしたほか、４月２日からは相互関税を課すと述べた。

米株市場はＩＳＭのデータを受けて下落し、トランプ氏の発言で下げ幅を拡大した。

オーシャンパーク・アセット・マネジメントのジェームズ・セント・オービン最高投資責任者（ＣＩＯ）は「一連の悪い経済ニュースが続き、好調となっている企業の第４・四半期決算を受けた楽観的な見方に若干水を差しているようだ」と指摘。

トランプ大統領の政策には不透明感があり、ポジティブなセンチメントを弱気にさせていると語った。

終値 前日比 ％ 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株３０種 43191.24 -649.67 -1.48 43900.49 44033.78 42919.31

前営業日終値 43840.91

ナスダック総合 18350.19 -497.09 -2.64 18923.36 18992.30 18216.63

前営業日終値 18847.28

Ｓ＆Ｐ総合５００種 5849.72 -104.78 -1.76 5968.33 5986.09 5810.91

前営業日終値 5954.50

ダウ輸送株２０種 15702.26 -284.23 -1.78

ダウ公共株１５種 1009.83 +4.38 +0.44

フィラデルフィア半導体 4575.37 -191.37 -4.01

ＶＩＸ指数 22.78 +3.15 +16.05

Ｓ＆Ｐ一般消費財 1691.57 -39.95 -2.31

Ｓ＆Ｐ素材 546.51 -11.67 -2.09

Ｓ＆Ｐ工業 1135.80 -16.74 -1.45

Ｓ＆Ｐ主要消費財 923.91 +5.57 +0.61

Ｓ＆Ｐ金融 859.39 -7.45 -0.86

Ｓ＆Ｐ不動産 273.14 +2.09 +0.77

Ｓ＆Ｐエネルギー 665.65 -24.23 -3.51

Ｓ＆Ｐヘルスケア 1740.43 +6.15 +0.35

Ｓ＆Ｐ通信サービス 344.16 -4.73 -1.35

Ｓ＆Ｐ情報技術 4255.82 -155.47 -3.52

Ｓ＆Ｐ公益事業 401.33 +0.76 +0.19

ＮＹＳＥ出来高 13.91億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 37320 - 540 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 37310 - 550 大阪比