ニュース速報
ビジネス

NY外為市場=ユーロ上昇、カナダドルとメキシコペソは安い

2025年03月04日(火)06時39分

終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロが上昇した。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク/ミラノ 3日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロが上昇した。ウクライナの和平合意への期待感が改善したことなどが材料となった。

一方、カナダドルとメキシコペソは下落。トランプ米大統領が4日から両国に25%の関税を課すと明言したことを受け、午後の取引で2月3日以来1カ月ぶりの安値を記録した。

ユーロは0.89%高の1.0468ドル。日中高値からはやや下げたものの、前週末の安値1.0359ドルからは大きく上げた。

また、2月の米ISM製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.3と前月の50.9から低下し、市場予想を下回ったこともユーロの支援材料となった。

アナリストらは、ウクライナ和平合意の可能性とユーロ圏諸国による財政支出増加の可能性が、将来の成長を後押しし、ユーロを支える可能性があると述べた。

欧州首脳らは2日、ロンドンで会合を開き、ウクライナのゼレンスキー大統領への強い支持を示すとともに、ウクライナ支援の取り組み強化を表明した。欧州の防衛費増額の必要性でも一致した。

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長は欧州の軍事力と防衛産業を強化する計画について4日にEU加盟国に説明すると明らかにした。

ドル指数は0.48%安の106.78となった。

ドル/カナダドルは0.4%高の1米ドル=1.4523カナダドル。ドル/メキシコペソは0.9%高の1ドル=20.7165ペソとなった。

日本円に対しては、ドルは0.26%下落して150.23円となった。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは約1.7%上昇し8万5665.91ドル。イーサリアムは4.74%下落して2119.73ドルとなった。

ドル/円 NY午後4時 149.41/149.46

始値 151.20

高値 151.31

安値 149.11

ユーロ/ドル NY午後4時 1.0481/1.0483

始値 1.0450

高値 1.0503

安値 1.0454

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は反落、米株安や円高を嫌気 一時3万

ビジネス

法人企業統計、10─12月期設備投資は-0.2% 

ビジネス

米AI企業コアウィーブがナスダックIPO申請、時価

ワールド

ロシアとノルドストリーム2再開協議していない=独経
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:進化し続ける天才ピアニスト 角野隼斗
特集:進化し続ける天才ピアニスト 角野隼斗
2025年3月11日号(3/ 4発売)

ジャンルと時空を超えて世界を熱狂させる新時代ピアニストの「軌跡」を追う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 2
    「浅い」主張ばかり...伊藤詩織の映画『Black Box Diaries』論争に欠けている「本当の問題」
  • 3
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 4
    アメリカで牛肉さらに値上がりか...原因はトランプ政…
  • 5
    イーロン・マスクの急所を突け!最大ダメージを与え…
  • 6
    ニンジンが糖尿病の「予防と治療」に効果ある可能性…
  • 7
    バンス副大統領の『ヒルビリー・エレジー』が禁書に…
  • 8
    米ウクライナ首脳会談「決裂」...米国内の反応 「ト…
  • 9
    世界最低の韓国の出生率が、過去9年間で初めて「上昇…
  • 10
    生地越しにバストトップがあらわ、股間に銃...マドン…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天才技術者たちの身元を暴露する「Doxxing」が始まった
  • 4
    富裕層を知り尽くした辞めゴールドマンが「避けたほ…
  • 5
    ニンジンが糖尿病の「予防と治療」に効果ある可能性…
  • 6
    イーロン・マスクのDOGEからグーグルやアマゾン出身…
  • 7
    「絶対に太る!」7つの食事習慣、 なぜダイエットに…
  • 8
    東京の男子高校生と地方の女子の間のとてつもない教…
  • 9
    ボブ・ディランは不潔で嫌な奴、シャラメの演技は笑…
  • 10
    「浅い」主張ばかり...伊藤詩織の映画『Black Box Di…
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 5
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 6
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 9
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 10
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中