中国人民銀、民間企業幹部と会合 資金調達支援など表明
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3月2日、中国人民銀行(中央銀行)は、民間企業や金融機関と会合を開き、企業への融資を拡大し、資金調達チャネルを増やすことを確約したと明らかにした。北京で2018年撮影(2025年 ロイター/Jason Lee)
[北京 2日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は2日、民間企業や金融機関と会合を開き、企業への融資を拡大し、資金調達チャネルを増やすことを確約したと明らかにした。
人民銀行の声明によると、会合は2月28日に開催した。大手民間企業幹部らが先月出席したシンポジウムでの習近平国家主席の演説を検討するために開かれた。
人民銀行の潘功勝総裁は会合で、金融機関に民間経済への投資を増やすよう指導し、十分な市場流動性を維持するために「適度に緩和した」金融政策を採用すると述べた。中国証券報が2日に報じた。
潘氏は「中国のインフレ圧力が大きくない限り、人民銀行は今後比較的長期間にわたり民間企業の資金調達コストが低い水準にとどまるようにする」と述べたという。民間企業の発展のために良好なマクロ経済、通貨、金融環境を整備するとも語った。
会合には自動車メーカーの吉利汽車や、人工知能(AI)の商湯科技(センスタイム)などが出席した。