加・メキシコ関税、トランプ氏が水準決定へ 4日発効=米商務長官
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ラトニック米商務長官(右)は3月2日、カナダとメキシコに対する関税は4日に発効するが、関税の水準が計画通り25%になるかどうかは「流動的」とし、トランプ大統領(左)が決定するとの見通しを示した。2月21日、ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
[2日 ロイター] - ラトニック米商務長官は2日、カナダとメキシコに対する関税は4日に発効するが、関税の水準が計画通り25%になるかどうかは「流動的」とし、トランプ大統領が決定するとの見通しを示した。
FOXニュースの番組で「4日にメキシコとカナダに対する関税がかけられる。正確な内容については、大統領とそのチームが交渉する」と述べた。
トランプ政権がメキシコからの全ての輸入品とカナダからのエネルギー以外の輸入品に対し警告している25%の関税について、全面的に適用しない可能性を示唆したのは初めて。
ラトニック氏はメキシコとカナダが米国との国境の警備で「まずまずの仕事」をしていると述べた。一方、合成麻薬フェンタニルの流入は続いていると指摘した。
中国に対する関税については、同国が米国へのフェンタニル密輸を止めない限り、トランプ氏が4日に関税を引き上げると述べた。