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デフレ脱却へ適切な政策運営期待、次回日銀会合を注視=加藤財務相

2025年01月15日(水)15時25分

 1月15日、加藤勝信財務相は、デフレ脱却に向け、日銀に適切な金融政策運営を期待していると述べた。昨年10月、都内で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Takaya Yamaguchi

[東京 15日 ロイター] - 加藤勝信財務相は15日、デフレ脱却に向け、日銀に適切な金融政策運営を期待していると述べた。23─24日の金融政策決定会合での議論を注視する考えも示した。日本記者クラブで語った。

金融政策を巡り、加藤財務相は「具体的な金融政策そのものは日銀で判断してもらう」とした上で、「政府、日銀の間ではアコードを踏まえながら、日銀は日銀としてその役割を果たしてもらっている」と述べた。

その上で「政府と日銀はいろいろな意味で緊密な連携を取っているが、それを踏まえた上で2%の物価安定目標の持続的、安定的な実現、言い方を変えればデフレ脱却に向けて、適切な金融政策が運営されていくことを期待している立場」と言及。「それを踏まえて、今度の金融政策決定会合でどういうことが議論されるのか、しっかりわれわれとしても注視していく」と語った。

為替動向に関する質問には「足元の為替は急激な動きがみられる」と応じた。政府として「投機的な動向も含め、為替市場の動向を憂慮している」との認識も改めて示し、「行き過ぎた動きに対しては適切に対応を取っていく姿勢に変わりない」と述べた。

ロイター
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