英CPI、12月は予想外に伸び鈍化 コア・サービスインフレ減速
英国立統計局(ONS)が発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2.5%と、11月の2.6%から予想外に減速した。写真は、食料品店で買い物をする人々。2023年5月、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Emilie Madi)
Suban Abdulla David Milliken
[ロンドン 15日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2.5%と、11月の2.6%から予想外に減速した。
エコノミストは2.6%と予想。イングランド銀行(英中央銀行)は11月上旬に12月のインフレ率を2.5%と予測していた。
エネルギー、食品、アルコール、タバコを除いたコアインフレ率は3.2%で、11月の3.5%から低下。市場予想(3.4%)以上に鈍化した。
サービスインフレ率は4.4%と11月の5.0%から低下し、22年3月以来の低水準。エコノミストは4.9%と予想していた。
ナットメグの投資ストラテジスト、スコット・ガードナー氏は「政策当局者と財務省関係者は安堵のため息を小さくつくだろう」と語った。
投資家はここ数日、英国国債を大量に売っている。一因はインフレ率が高過ぎるために英中銀が今年大幅な利下げに踏み切れず、経済成長や財政に打撃を与えることを懸念しているためだ。
<利下げ予想強まる>
インフレ率は再び上昇すると見込まれ、多くのアナリストは25年序盤に3%を超えると予想している。
しかし、投資家は金融緩和予想を強め、2月に0.25ポイントの利下げが行われる確率は82%に達した。
年内2回の利下げは市場でほぼ織り込み済み。確率は指標発表前の約60%から上昇した。
英国国債利回りは低下。ポンドは指標発表後に下落したが、その後切り返し、小幅高となった。
ドイツ銀行の英国担当チーフエコノミスト、サンジェイ・ラジャ氏は4月の最低賃金引き上げなどを背景に物価は上向くとしつつ、「一時的なものである可能性が高く、来年にインフレ率はより目標に沿った水準まで正常化するだろう」と述べた。
12月の工場出荷価格は前年同月比0.1%上昇。11月は0.5%下落していた。
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