ニュース速報
ビジネス

米銀大手、従業員に大統領選の投票促す 有休取得可能と通知

2024年11月05日(火)11時34分

 11月4日、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループの米大手銀3行は5日の米大統領選について、投票のために有給休暇の取得が可能であることを従業員に周知するとともに、政治勢力に縛られず業務を果たす必要性を強調した。写真はJPモルガン・チェースの看板。米ニューヨークで2021年3月撮影(2024 ロイター/Brendan McDermid)

Isla Binnie Nupur Anand Tatiana Bautzer

[ニューヨーク 4日 ロイター] - JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループの米大手銀3行は5日の米大統領選について、投票のために有給休暇の取得が可能であることを従業員に周知するとともに、政治勢力に縛られず業務を果たす必要性を強調した。

ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)率いるJPモルガンの幹部は先週の社内メモで「米国の民主主義の特徴の一つは、米国民がリーダーを選び、平和的に権力を移譲してきた長い歴史だ」と指摘。同社は「政治的領域を超えた」業務を続けるとした。

シティグループでは米国の従業員が投票のため3時間の有給休暇を取得できる。企業サービス・公的対応責任者エド・スカイラー氏と人事部門責任者のサラ・ウェクター氏が1日に送ったメモで分かった。

メモは選挙結果で一つだけ確かな点は「米国の約半数が不満を持つだろうこと」だとし、従業員が見解の違いにかかわらず「一貫して互いを尊重していることを誇りに思う」とした。

バンク・オブ・アメリカでは2020年から従業員に投票のために数時間の有給休暇を認めているとことが、関係者の話で分かった。ここ数日に社内ウェブサイトでこの方針が従業員に周知されたとした。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

バイデン大統領、3日にも日鉄のUSスチール買収可否

ビジネス

中国、電池・重要鉱物関連技術のさらなる輸出規制を提

ビジネス

中国人民銀、25年に金利1.5%から引き下げの公算

ワールド

尹氏拘束へ大統領公邸に進入、韓国捜査当局 治安部隊
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2025
特集:ISSUES 2025
2024年12月31日/2025年1月 7日号(12/24発売)

トランプ2.0/中東&ウクライナ戦争/米経済/中国経済/AI......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    カヤックの下にうごめく「謎の影」...釣り人を恐怖に突き落とした「超危険生物」との大接近にネット震撼
  • 2
    早稲田の卒業生はなぜ母校が「難関校」になることを拒否したのか?...「アンチ東大」の思想と歴史
  • 3
    「これが育児のリアル」疲労困憊の新米ママが見せた赤ちゃんハプニングが話題に
  • 4
    イースター島で見つかった1億6500万年前の「タイムカ…
  • 5
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 6
    地下鉄で火をつけられた女性を、焼け死ぬまで「誰も…
  • 7
    青学大・原監督と予選落ち大学の選手たちが見せた奇跡…
  • 8
    中高年は、運動しないと「思考力」「ストレス耐性」…
  • 9
    「少数与党」でモヤモヤする日本政治だが、そのしな…
  • 10
    JO1やINIが所属するLAPONEの崔社長「日本の音楽の強…
  • 1
    地下鉄で火をつけられた女性を、焼け死ぬまで「誰も助けず携帯で撮影した」事件がえぐり出すNYの恥部
  • 2
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 3
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 4
    ヨルダン皇太子一家の「グリーティングカード流出」…
  • 5
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 6
    JO1やINIが所属するLAPONEの崔社長「日本の音楽の強…
  • 7
    イースター島で見つかった1億6500万年前の「タイムカ…
  • 8
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 9
    カヤックの下にうごめく「謎の影」...釣り人を恐怖に…
  • 10
    流石にこれは「非常識」?...夜間フライト中に乗客が…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 3
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 4
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 8
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 9
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 10
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中