香港GDP、第3四半期は前年比1.8%増 予想下回る
香港政府が31日発表した第3・四半期の域内総生産(GDP)速報値は前年同期比1.8%増と、7四半期連続で拡大した。旺角地区で4月撮影。(2024年 ロイター/Tyrone Siu/ File Photo)
[香港 31日 ロイター] - 香港政府が31日発表した第3・四半期の域内総生産(GDP)速報値は前年同期比1.8%増と、7四半期連続で拡大した。
ロイターがまとめたエコノミスト11人の予想の中央値(3.1%増)を下回った。また第2・四半期の3.2%から減速した。
政府は一部の主要市場で需要が軟調となったことに伴い、輸出の伸びが鈍化したと説明した。個人消費は消費パターンの変化により引き続き低調だった。
政府報道官は「経済は年内も成長を続けるだろう」と述べた。主要中央銀行による金融緩和と、景気刺激策による中国経済の見通し改善が追い風になるとの見方を示した。
第3・四半期のGDPは季節調整済み前期比では1.1%減少した。前期の0.3%増からマイナスに転じた。
個人消費出は1.4%減と、第2・四半期の1.6%減に続いてマイナスだった。
モノの輸出は3.9%増加したが、第2四半期の7.5%増から縮小した。輸入は2.6%増。前期は3.4%増だった。