ABインベブ、第3四半期決算が予想下回る 自社株買い発表
ビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)が31日発表した第3・四半期決算は利益、売上高、販売量が市場予想を下回った。ベルギーの本社で2019年撮影。(2024年 ロイター/Francois Lenoir/ File Photo)
Emma Rumney
[ロンドン 31日 ロイター] - ビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)が31日発表した第3・四半期決算は利益、売上高、販売量が市場予想を下回った。
20億ドル規模の自社株買いを発表したが、株価は4%近く下落している。
米国、メキシコ、欧州、中国でビールの販売が減少。ただ、通期のオーガニックコア利益(EBITDA)の予想は従来の4─8%増から6─8%増に上方修正した。
第3・四半期のオーガニックEBITDAは7.1%増。コスト削減が寄与したが、市場予想の8.6%増を下回った。
売上高は2.1%増、販売量は2.4%減。市場予想はそれぞれ3.4%増、0.4%減だった。
最大の市場である米国ではビールの販売が減少したものの、アナリストによると、市場予想を上回った。
主要市場であるメキシコと欧州では天候不順と消費低迷を背景に販売量が1桁前半の落ち込みを記録した。
中国では売上高が16.1%減少。販売量は14.2%減少した。特にバーやレストランなどで売り上げが低迷した。