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独賃上げ回答、要求大幅に下回る 主要労組はスト含め対応検討
2024年10月15日(火)21時27分
ドイツの自動車・電機・金属産業の企業が27カ月間で1.7%と1.9%の賃上げを提示したことが関係者の話で分かった。メルセデスベンツの工場で3月撮影。(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay/File Photo)
[ニュルンベルク(ドイツ) 15日 ロイター] - ドイツの自動車・電機・金属産業の企業が27カ月間で1.7%と1.9%の賃上げを提示した。2025年7月1日に最初の賃上げを行い、1年後に2回目の賃上げを行う内容。
産業別労働組合IGメタルは7%の賃上げを要求、ストライキも辞さない構えを示しており、交渉が始まる国内北部の労組に示された計3.6%の賃上げはこれを大幅に下回る。
IGメタルの北部地域交渉担当者は声明で、「賃金引き上げは少なすぎ、遅すぎ、長すぎる。良い解決策に迅速に至るのは難しい」と指摘。来週提案を検討し29日からのストも含め対応を決定するとしている。
交渉に参加する企業は、シーメンス、メルセデス・ベンツ、BMWなど。フォルクスワーゲンは参加せず、独自に団体交渉を行っている。第1回交渉は合意に至らず終了し、30日から第2回の交渉を行う。